セラピストにとって手はマッサージのツールであり、大事な商売道具です。
セラピストのふっくらした手肌はマッサージの心地よさにも直結し、指名やリピート率も左右します。
どうせなら、お客様からゴッドハンドと呼ばれたいですよね?
職人さんがその道具を大切にケアするように、セラピストも手をケアしてあげることはメンズエステのお仕事を長く続けていくにはとても大切。
今回はメンズエステのセラピストに欠かせないハンドケアのやり方についてお伝えします。
セラピストが手荒れしやすいのはどうして?
「年齢は首と手に現れる」とよく言われます
(2)節々や血管が目立ってくる
(3)肌荒れ、ごわつき、ささくれる。
(4)「指の付け根」段階的に縦線が現れる
手肌や爪にこんなエイジングサインが現れてきたら要注意。
そんなことにならないためにも、早めのケアをしておきましょう。
セラピストの手が荒れるてしまうのは、お客様の素肌やタオルなどに触れる機会が多く、手や指に摩擦が起きやすいからです。
また、オイルが身体に合わなかったり、オイルの影響で手が荒れてしまう方もいます。
この手や指の摩擦、オイルの影響が手荒れの2大原因です。
セラピストが手荒れを防ぐ方法は?
セラピストが手荒れすると、痛みで施術が大変になってしまいますよね。
かと言って、そのまま放っておくのはNG!
また、手が荒れてかゆいからって掻いてしまったり、皮を剥いてしまったりするのはもっとNGです。
かゆくて掻いてしまうと傷が広がってしまったり、皮を剝くことでさらに傷口が広がってしまうことがあるのでやってはいけません。
では、手荒れを防ぐにはどんな方法が良いのでしょうか。おすすめの方法をご紹介します。
ハンドクリームで保湿
鉄板なのは、まずハンドクリームで保湿すること</span>です。
「そんなの知ってる~」という貴女、正しいクリームを使ってますか?
保湿力の高さで選ぶなら、ハンドクリームはヘパリン類似物質入りが鉄板です。
特に、NALC薬用ヘパリンハンドクリームはおすすめ。
病院で処方されるヘパリンに似たヘパリン類似物質入りクリームなので保湿力が抜群。しかも、抗炎症作用もあります。
合わせてマッサージをおこなうと、血行が良くなって効果がさらにアップします。
マッサージは、指の付け根から指先に向かって、らせんを描くようにするのがコツ。爪の付け根を3秒くらいかけてじんわりプッシュしていきましょう。
また、親指の付け根にある美肌のツボ「合谷」を指圧するのも◎。
人差し指側に向けて、ジーンと痛気持ちよくなるまで3秒間ほどゆっくり押すと効果的です。
エクスフォリエイティング(角質除去)
ふっくらした手肌をキープするには、手のくすみやごわつきの原因になっている古い角質をスクラブで取り除くことが大切です。
スクラブの粒子はなるべくキメが細かいものを選ぶのがケアのコツ。スクラブを優しく転がすように、手の甲や指、指の関節、爪の周りまでなじませて、ぬるま湯で洗い流しましょう。
保湿効果を高めるにはクリームタイプや、クレイを使用したハンドマスクタイプのアイテムがおすすめです。
ボールを使ったエクササイズ
ストレッチやエクササイズで手のひらの血流を良くすることも、手肌のエイジングケアに役立ちます。
やり方は簡単。
手のひらに乗るサイズで弾力性のあるビニールボールがあれば、簡単にセルフケアができます。
ビニールボールをテーブルやカウンターなど平らなところに置き、手のひら全体で転がすようにしながらマッサージしましょう。
また、親指の下あたりを重点的にマッサージするのも効果的です。
テーブルと手の間にビニールボールを置き、ボールを親指の下のあたりに動かします。そしてもう片方の手を上から重ねて、ゆっくり圧を入れながら押しりリリースしたりしながらボールを回転させます。こうすることで、親指の筋肉をほぐすことができます。
もしもボールが2つあるなら、1つを手のひらに握り、もう1つを前腕の部分に転がしてみましょう。前腕の筋肉もよく使うので、さらにエクササイズ効果がアップしますよ。
セラピストが手荒れした時の対処方法
傷口はなるべく空気に触れさせないで、湿度を保つと治りが早くなります。
特に、夜間のケアは大切。
夜はアルコールが入っていない化粧水を塗りましょう。
化粧水は、肌に合うものなら何でもかまいません。
化粧水を塗ったあとにワセリンを塗り、手袋をはめて寝る>と効果的</span>ですよ。
まとめ
セラピストが手荒れしたら、手の傷を治すことを最優先に考えることが大事です。
傷口をケアすることはもちろん、身体の免疫力を高め、治癒力を高めた方が治りが早くなります。
手が荒れて痛くなると仕事のモチベーションが下がるだけでなく、身体的にも辛くなってしまいます。
傷口のケア+身体の免疫力を高める生活を心がけて、ストレスなく働きましょう!