「○○ってお店があって、ここより条件いいんだけど紹介しようか?」
みたいなことを言われました。
お店の利用規約に「スカウト禁止」って書いてあるし、お店の人に伝えたりした方がいいんでしょうか?
引き抜きはヘッドハンティングと呼ばれ、メンズエステ業界でもよく起こることです。
簡単に言うと、他店の店長やスタッフ・スカウトなどが、セラピストをスカウトして自身のお店やスカウトとして契約しているお店に引き入れる行為です。
一般企業でもヘッドハンティングはよく行われていることですが、メンズエステ業界では問題になりかねない行為です。
今回は、引き抜き行為はなぜ問題になるのか。また、引き抜きされそうになった時の対処方法についてご紹介します。
なぜ引き抜きは問題になるのか
現在ほとんどのメンズエステでは引き抜きが禁止されています。
理由は簡単に言うと、「お店同士がトラブルになる可能性が高いから」です。
セラピスト側からしたら些細なことのように感じるかもしれませんが、引き抜かれる店舗側からしたら金銭的な損失が大きいのです。
引き抜かれてしまった場合、セラピストひとり分の稼ぎだけでなく、今までセラピストさんが受けてきた講習費用まで全部パーになってしまいます。
もちろんセラピストが自主的に退店したり今までのお店に不満があって移籍するのでしたら、お店側は文句は言えません。
しかし、引き抜きの場合は引き抜いた側に文句が言えます。
話し合いで解決すればいいのですが、損害賠償請求などの裁判になる可能性も低くはありません。
また、引き抜きをしてくる人は大抵――
と言って口説いてきますが、ほとんどの場合、今の在籍店よりも稼げなくなってしまいます。
「今のお店よりも稼げる」と言いますが、本当に稼げるのかという保証はどこにもありません。
それどころか、今まで頑張って増やしてきたリピーターを一気に失うことになるので、指名数が減って稼ぎも減るのが目に見えています。
以上、2つの理由から引き抜き行為に応じるのはやめたほうがいいことがわかります。
引き抜かれそうになったときの対処法
引き抜かれて他店に移籍した場合、今より稼げる可能性は正直低いといえるでしょう。
なので引き抜きへの対処法としては、相手にしないことが一番です。
「そうですね、考えておきます。」
と言っておけば、空気が悪くなることはないと思います。
どんなに素敵に聞こえる耳なじみのいい宣伝文句もだいたい嘘なのですから。
また、お客さまの退店後、引き抜き行為があったことをスタッフに報告することを忘れないでください。
お店の方で、厳重注意や出禁などの措置をとります。
まとめ
今の店舗に不満がある場合は引き抜かれてもいいかもしれませんが、今よりいい条件で働けることはほとんどないと思います。
ですので、引き抜かれそうになったら適当にやり過ごして、お客さまが退店した後にスタッフにそのことを伝えるのをおすすめします。