メンズエステには大きく分けて2種類あります。
・女性セラピストが男性のお客様に対してリラクゼーションを目的としたマッサージを行う「リラクゼーションエステ」
このコラムで扱っているのは、もちろんリラクゼーションエステの方です。
メンズエステのセラピスト求人に応募してくる女性のご質問内容を見ていると、そもそもメンズエステにはどんな種類がありどんなサービスをしているのかまだよく分かっていない方も多いようです。
そこで、今回はもう一度基本に立ち返って、メンズエステの種類やお店の選び方についてご紹介していきます。
メンズエステの種類について簡単にご紹介
まず前提として、上述したメンズエステ2種類のそれぞれのサービス内容についてもう一度振り返っておきましょう。
リラクゼーションエステ
リラクゼーションエステは、男性のお客様に対して心身共にリラックスした状態を提供するエステサロンです。
リラクゼーションエステでは、アロマオイルなどを使った全身のマッサージや会話などで女性セラピストが男性客を癒やすことを目的としています。
リラクゼーションエステは治療ではなく癒やしが目的なので、特別な資格などは必要ないケースがほとんどです。そのため、あん摩・鍼灸・マッサージ指圧を行うなどの医療行為にあたるサービスの提供は原則禁止されています。
こうしたリラクゼーションを目的としたメンズエステで働く女性は主に20代~30代半ば、大学生や主婦などが多くいます。
美容エステ
メンズエステの中でも、フェイシャルケアやボディケア、脱毛などのサービスを提供するエステは美容エステにカテゴライズされます。
いわゆるT○Bやダンデ○ハウスなどがそれにあてはまるでしょう。
美容エステはメンズ脱毛やシミ・シワの改善、またはメンズ痩身(ダイエット)など見た目を美しくしたい男性の願いを叶えるのが目的です。
ちなみに、美容エステは専門性が高いため、資格を持ったセラピストが多い印象です。
上記のように、ひと口にメンズエステといっても、リラクゼーションエステと美容エステではサービス内容がまったく異なるためご注意くださいね。
メンズエステの営業形態
メンズエステで働く際は、お店の営業形態をチェックしておく必要があります。
メンズエステの営業形態には、下記の3種類があります。
・マンションの一室で働く「マンション型」
・指定されたビジネスホテルや自宅に出張する「派遣型」
店舗型
店舗型とは、実店舗(事務所と施術ルーム)を持ったメンズエステを指します。
店舗型のメリットとデメリットは以下の通りです。
店舗型で働くメリット
・スタッフが常駐しているため対応スピードが早い
・受付や精算をスタッフがやってくれる
店舗型はお店が実在し、そのお店に出勤して働きます。
店舗型にはスタッフが常駐しているので、自分で受付や料金の清算をする必要がありません。何か問題が発生した場合、すぐにスタッフを呼べるのがメリットです。
店舗型で働くデメリット
・他のセラピストの動向が気になりやすい
・ルーム数によって出勤制限がかかる場合がある
一方、店舗型には上記のようなデメリットもあります。
また、店舗型は事務所や個室を含む坪数が多い=支払う家賃が高いため、その分バック率が低めになるということも覚えておきましょう。
マンション型
マンションの一室でサービスを提供する営業形態です。
マンション型のメリット・デメリットにはこのようなものがあります。
マンション型で働くメリット
・他のスタッフを気にせず仕事に集中できる
・店舗型よりバック率が高い傾向にある
マンション型はマンションの一室をお店側が契約し、そのルームで働きます。
店舗型と比較して家賃が低めに抑えられるため、バック率がやや高めに設定できる=給料が多くなるというメリットがあります。
マンション型で働くデメリット
・スタッフの対応スピードは店舗型より遅い
・自分で料金を精算しなければならない
マンション型はお客様のお出迎えから料金精算、室内清掃など、対応すべき業務量がやや多いのがデメリットです。
また、スタッフがすぐ近くにいないため、何かあったときの対応が店舗型よりも遅くなるのもデメリットと言えるでしょう。
派遣型(出張型)
お客様が指定した場所に赴き、サービスを提供する営業形態です。
お店が用意した待機所でお客様の予約が入るまで待機し、予約が入ったらスタッフの車でお客様の指定先へ向かいます。派遣先はビジネスホテルやお客様のご自宅などになります。
派遣型のメリット・デメリットは以下の通りです。
派遣型で働くメリット
・車で送迎してもらえる
・バックが高い傾向にある
・ルーム数に上限がない(出勤制限がかかりにくい)
派遣型は、マンション型と同様にバック率がやや高めに設定されています。また、ルーム数の制限がないため、出勤制限がかかりにくい(=稼ぎやすい)メリットがあります。
派遣型で働くデメリット
・ドライバーとの相性がよくないと最悪
・忙しい時は車内で待機することも
・自分で料金を精算しなければならない
一方、派遣型は移動時間が長いと稼ぎにくくなる傾向があります。
また、何かトラブルがあった際に身近な人がドライバーしかいません。ドライバーさんが頼りにならない新人だったりすると、不安な面もあります。
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あなたに合うメンズエステはどのタイプ?
そう思ったら、ぜひこの診断チャートをご利用ください。出張型・店舗型・マンション型の3つの中から自分に合ったタイプを絞り込めます。
あとはエリアや条件を掛け合わせていけば、きっと自分にピッタリのお店に出会えますよ。
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メンズエステの施術にはどんな種類がある?
メンズエステの施術にはさまざまな種類があります。
ここでは多くのメンズエステが提供している4つの施術をご紹介します。
・オイルマッサージ
・リンパマッサージ
・ホイップマッサージ
・ディープリンパ
オイルマッサージ
ぬるぬるしたオイルを用いて全身をマッサージする施術です。メンエスにおける代表的なサービスのひとつと言えるでしょう。
オイルは植物から抽出した天然由来のキャリアオイル、ラベンダーなどのアロマオイルがよく用いられます。潤滑剤としての役割があり、肌への摩擦を抑えた心地よいリラクゼーションを提供することができます。
リンパマッサージ
リンパマッサージとは、全身を巡るリンパ液の流れに沿っておこなう施術を指します。
体内にはリンパ管という細い官があり、このリンパ官に流れる液体をリンパ液と言います。リンパ液には体内で発生した老廃物を運ぶ役割があり、リンパマッサージはその流れに対してアプローチすることで老廃物の排出を手助けします。
メンズエステでは、オイルを使用してリンパにマッサージを施します。男性客からとても人気の高いサービスです。
ホイップマッサージ
ホイップマッサージは、泡(ホイップ)を用いて行う施術です。
流れとしては、ボディソープとローションを混ぜてモコモコの泡を作ります。作った泡をお客様の体にそっとのせて、泡を少しずつ広げながら優しくマッサージしていきます。
ホイップマッサージは、有料オプションとなっている場合が多いです。
ディープリンパ
リラクゼーションエステにおけるディープリンパは「鼠径部マッサージ」を指します。
鼠径部とは太ももの付け根のこと。鼠径部マッサージは、この太ももの付け根をオイルを使って重点的に施術していきます。
ディープリンパは美容エステにもありますが、同じ用語でも解釈が異なります。
美容エステのディープリンパは「体の奥深くにある深部リンパ官」を指すのに対し、リラクゼーションエステにおけるディープリンパは「鼠径部リンパ」を指します。
ディープリンパは、メンズエステではリクエストしない男性客がいないほど人気のサービスです。
まとめ
今回はメンズエステの種類についてお伝えしました。
記事内に診断式チャートも設置したので、自分に合ったメンズエステを探したい方はぜひ利用してみてくださいね。
今回はざっくりとした内容をお伝えしましたが、細かく言えば、メンズエステにはもっとたくさんの種類があります。
「なるべくお金を多く稼ぎたい」という方は、中でも高級メンズエステを選択肢に入れることもおすすめします。
高級メンズエステは料金が一般のメンズエステよりも高めに設定されている店舗で、特徴としてはセラピストのレベルの高さが挙げられます。
高級メンズエスのセラピストには金額に相応しい容姿や接客技術が求められます。
こうした高級メンズエステは「会員制」となっているケースが多いです。
会員制を採用している理由は3つあります。
・お客様の人数を絞り込み、接客の質を追求するため
・利用客を限定することで「特別感」を演出するため
会員制メンズエステは顧客管理が徹底しているため、客層がいいのが働くセラピスト側にとってメリットとなります。
安心して働きたい女性はこうしたメンズエステを選ぶといいかもしれませんね!
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