このコラムのタイトルを見て、疑問をお持ちかもしれませんね。
ですが、セラピストさんから「盗撮被害に遭った」という話を聞く機会はあります(残念な話ですが)。
中には勘違いというケースもありますが(なんとなく盗撮された気がする)といった疑惑レベルになると、思い当たる方は多いのではないでしょうか?
今回は盗撮の手口や予防策、実際に盗撮被害に遭った場合の対処法などをご紹介します。
メンズエステで盗撮する男性の目的とは?
メンズエステで男性が盗撮をするのは、エッチな目的が多いです。
セラピストが施術する姿を動画に収めて、後でそれを鑑賞しながらオナニーしたりするわけですね。メンズエステでは抜き(射精)はできない分、せめて映像だけでも持ち帰って自宅で楽しみたい――ということでしょうか。
このような盗撮がはびこってしまうのは、「メンズエステ隠し撮り」などと称したAV作品が世間でリリースされていたりするからでしょう。もちろん、市販のメンズエステ盗撮AVは大半がヤラセですが(本当の盗撮だったらメーカーはとっくに逮捕されています)、そのへんが理解できない男性も多いんですよね。
盗撮した動画は自身でコレクションする人が多いのですが、中には映像データを販売したり、違法サイトにアップロードしたりする輩もいるので困ったものです。
こんなお客は要注意? 盗撮チェックポイント7つ
近年、盗撮の手口はますます巧妙になっていますが、盗撮行為は気をつけていれば見破れます。なぜなら、必ずお客が挙動不審な行動をとるからです。
盗撮は、ただでさえリスクが大きい行為。しかも、メンズエステは個室で二人きりになるわけですから、男性はオドオドしたり目をそらしたりして何かと態度に出てしまうものです。
では、具体的にどんな点に気をつければいいのか? 以下にチェックポイントを7つご紹介しますので、参考にしてみてください。
メガネが変
メガネ型の盗撮カメラは、必ず厚いフレームでカモフラージュされています。デザインが怪しいと思ったら隠し撮りを疑った方がよいでしょう。
また、まれにメガネをかけずに手に持つ人もいます。ただ持っているのではなく、レンズをこちらに向けてしきりに調整していたら明らかに不自然。盗撮の可能性大です。
盗撮危険度
かなり危険★★★★
貴重品袋を使わない
メンズエステでは、腕時計や財布、スマホなどの大事な物を安全に保管しておくための「貴重品袋」を用意しています。
でも、たまにどんなにおすすめしてもかたくなに貴重品袋を使わないお客様もいます。
このように貴重品を身近に置いておきたいと主張する男性の中には、後述するように盗撮を狙っている人もいるので要注意です。
盗撮危険度
要注意★★★
小物を身の回りに置く
お客様が貴重品袋を使わず、小物を肌身離さずに持ちたがるようなら(ちょっと怪しい)と思った方がいいかも。
この場合、小物というのは具体的には下記のようなものが挙げられます。
・万年筆
・腕時計
・モバイルバッテリー
・タブレットケース(FR〇SKみたいな)
・ライター
これらの中には超小型の盗撮カメラが仕込まれているものもあります。もしも身の回りに小物を置きたがるお客様がいたら、レンズがついてないか要チェックです。
盗撮危険度
かなり危険★★★★
バッグの位置が変
バッグに盗撮カメラを仕込むというのは、古典的な手口です。
お客様の荷物置き場を部屋の隅に指定したのに「貴重品が入っているから、ベッドの横に置いておきたい」とこだわる場合は怪しいですね。
しかもバッグの位置や角度にこだわって「バッグには絶対に触らないで」と言ってくるようなら、盗撮の可能性はかなり濃厚です。
盗撮危険度
かなり危険★★★★
脱いだ服の置き場にこだわる
メンズエステでは、お客様がシャワーを浴びるときは作法としてお客様の鞄を直したり、ハンガーに上着を掛けたりするのが作法です。でも、中には「以前、財布を盗られたことがあるから自分でやる」などと言って拒む方もいたりします。
そうした場合、お客様がハンガーに掛けた衣服にもさりげなく目を配っておきましょう。例えば、ジャケットの胸ポケットにペンが刺さっていたりしたら注意。しかも、クリップがこちら側を向いていたりしたら、もしかしたら小型盗撮カメラかもですよ。
盗撮危険度
要注意★★★
部屋のライトを明るくしたがる
盗撮カメラがいくら進化したと言っても、明るさが足りないと鮮明に映りません。仮に盗撮したとしても、見返した時に何が映っているのかまったくわからないはず。そのため、盗撮しようとするお客はとにかく部屋を明るくしたがります。
必要以上に明るさにこだわる場合、ちょっと警戒した方がいいかも。雰囲気作りはもちろん、盗撮を防止する意味でも、照明は暗めにする方がベターですね。
盗撮危険度
要注意★★★
施術場所や立ち位置にこだわる
施術中にやたらと体勢・向き・姿勢などに細かい指示をしてきたら盗撮を疑った方がいいかもしれません。
盗撮は定点からの撮影が多いので、セラピストがよく映るベストポジションになるように立ち位置まで注文をつけてくることもあります。
こうした場合、カメラを設置した場所をお客が無意識にチラチラと見るケースが多いです。怪しいと思ったら、お客の視線を気を配っておいた方がいいでしょう。
盗撮危険度
かなり危険★★★★
メンズエステで盗撮を防ぐには?
このようにメンズエステで盗撮が実際どのように行われるかを知れば、対策をしっかりと立てることができます。
予防策1:貴重品袋・小物入れを活用する
施術中にお客がアクセサリーを身につけているとオイルが付いたり、体勢チェンジの邪魔になったりするので、装飾品は全て外してもらった方が安心です。
拒否してきた場合は
などと伝えるといいでしょう。
予防策2:ベッドの周りに物を置かせない
施術用ベッド(あるいはマット)周辺にやたらと物を置きたがるお客には
などと言って、他の場所に移してもらいましょう。
メガネやボールペンなどの小物だけでなく、壁のハンガーに掛けた上着ト、ソファなどに置かれたバッグなどもクローゼットなどにしまうと安心です。
予防策3:疑わしい小物にはタオルをかける
「お客様に盗んだと疑われるのが嫌」という理由で、貴重品に手を触れないようにしているセラピストさんは多いと思います。
その場合、貴重品にタオルや布をかけるのがおすすめ。
などと丁重にお伝えすれば、相手も嫌がることはないはず(それで怒り出す場合、盗撮の可能性が高いと思われます)。
まとめ
以上、メンエステの盗撮リスクについてお伝えしました。
メンズエステでは、いつ盗撮被害に遭ってしまうかわかりません(出張メンズエステは特に)。もし盗撮されたらどうすべきなのか、事前にスタッフによく確認しておきましょう。盗撮への対応策はお店によって違うため、しっかりチェックしておく必要があります。
優良メンズエステなら、そうした場合の対策をしっかり定めていることがほとんどです。また、そもそも客層がいいから盗撮被害もめったにありません。
メンズエステで盗撮されたくないなら、お店選びも大切ですね。
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