メンズエステのセラピストが必ずと言っていいほど直面するお客様の「勃起問題」。
「もしかして性の対象として見られてる? ……怖いんですけど」
って思ってしまうのも無理はないでしょう。
セラピストさんの中には
「アソコが勃っちゃうなんて、私のマッサージが上手かったのかな」
なんて前向きにとらえる方もいますが……。
でも、考えてみたら男の人がマッサージで勃起してしまうのって生理現象です。
実を言うと
(施術中にセラピストさんの目の前で勃起しちゃったらどうしよう)
と不安に思っている男性(特にメンエス初心者)、意外に多いみたいですよ。
そうした男性の心理を知っておけば、「いざ」となったときに適切なケアができるはず。
というわけで、今回は――
セラピスト視点で語られがちなメンエス勃起事案をお客様側に寄り添って考えてみます!
お客様が勃起中に考えているコト
第10位
何となく気まずい
メンズエステにくるお客様はエッチを期待している方ばかりではありません。
むしろ、エッチ目的の男性は少数派。意外に思われるでしょうが、大多数は純粋にマッサージを楽しみたい紳士的なお客様です。
そうしたお客様の中には(意に反して)勃起してしまったことに恥ずかしさや気まずさを覚えている方も少なからずいるようです。
中には謝ってくる男性もいるので、そんなときは「気にしていない」ということを伝えてあげてくださいね。
第9位
セクハラ認定されないか心配
純粋なマッサージ目的でメンズエステにくるお客様の中には、施術中に勃起してしまったことで
(悪質な客と思われたらどうしよう)
(セクハラに認定されてしまうのでないか)
と心配してしまう方もいます。
そうした不安をやわらげるためにも、施術中にお客様が勃起してしまっても変わらない態度で接客してあげましょう。
ただし、勃起したペニスを見せびらかしたり、わざと触らせたりしてくるのは明らかにNG。
あまりにセクハラ行為がひどい場合は、お店のスタッフに相談するようにしてください。
第8位
勃起は生理現象だから何とも思わない
勃起は仕方ないことと割り切って「気にしない」というお客様も少なくありません。
また、本当は気にしているのにそれを悟られないようにわざと素知らぬふりや寝たふりをしてやり過ごそうとする方もいます。
そんなときは、そっとしておいてさしあげるのが一番の得策です。
お客様の中には勃起したことで気まずくなってしまい、場を和ませようと会話を試みる方もいます。
こうした男性の方がむしろ要注意。不自然な会話がエスカレートして、あらぬ過剰要求をされてしまいかねません。
それなら、むしろ堂々とした態度でいてくれた方がよほど安心できるというものです。
第7位
気持ちよさを素直に伝えたい
施術中に勃起してしまったお客様が「セラピストさんのマッサージが気持ちよすぎてつい…」などと言ってくるケースがあります。
もしかしてセクハラ?と思うかもしれませんが、あながちそうばかりとも限りません。
こうした場合、純粋にセラピストの腕前をほめているというケースもあります。
サラッと一言で伝えてきたなら、その可能性が高いでしょう。
そうではなく、何度もしつこく言ってきたり、AV男優のように
「上手だね、すごく気持ちいいよ……」
などと言ってきたりするようならセクハラ認定不可避です。
第6位
体勢を変えさせてほしい
メンエスの勃起事故は「仰向けマッサージ(鼠径部の施術中)」で発生するケースがほとんどです。
そんなとき、お客様の頭の中は
(勃起した股間を何とかして隠したい)
(早くうつ伏せポーズにしてくれないかな)
といった考えがうず巻いているもの。
とは言え、お客様は自分からはなかなか「うつ伏せになりたい」と言い出せません。
ですからセラピストの方から察してあげることが肝心です。
仰向けマッサージをある程度終えたら「うつ伏せになれますか?」などとさりげなく誘導してあげましょう。
きっと(気が利くセラピストさんだな~)と好感度がアップしますよ。
第5位
紙パンからはみ出ないか不安になる
男性の局部を隠す最後の砦(とりで)「紙パンツ」。
しかし、ほとんどの紙パンツは勃起を想定しておらず、勃起した際に局部が露出しやすいという欠点があります。
そのため、そうした事態に直面して
(紙パンツからペニスがはみ出したらどうしよう…汗)
と心配になってしまうお客様も意外と多いようです。
もしも施術中にお客様のペニスが勃起してしまったら、紙パンツからはみ出さないようにパンツの位置を調整してあげましょう。
股間にタオルを掛けてあげるのもスマートです。
もっとも、施術中はどうしてもタオルがずり下がったりしてズレてきてしまいます。
ですから、こまめにかかり具合を微調整してあげるように心がけてください。
また、まれに事故を装って勃起ペニスをわざと紙パンツから露出させてくるお客様もいます。
そうしたケースは、軽犯罪法違反に抵触する可能性が十分あり得ます。
第4位
ペニスの大きさが気になってしまう
男性は、女性が思っている以上に自分のペニスのサイズを気にしているものです。
メンズエステで勃起してしまったときもそれは一緒。
ペニスをギンギンにしながら、心の中では
(セラピストさんから短小だとか思われていたらどうしよう)
などと余計な心配をしていたりします。
ですから、お客様のペニスが勃起していても「ジロジロ見ない」のが正解。
あくまでも「全然気にしていない」という態度を貫くのが鉄則です。
第3位
「ワンチャン、抜いてくれたら」と考えてしまう
ズバリ、こうしたエッチな期待を抱いているお客様は少なからずいます。
男性って、勃起してムラムラすると自分に都合のいい展開ばかりを考えてしまうんですね。
普通に考えたらそんなAVみたいなシチュエーションはあり得ないに決まっているのに!
もちろん、そんなお客様は完全にアウト。迷わずサービスを中断するか、お店のスタッフに言って出禁にしてもらいましょう。
残念ながら、まれに誘惑に負けたセラピストさんが
「裏オプション」
としてお店に内緒で過剰要求に応じてしまうケースもあるようです。
そうした行為はお店の客質を悪くするだけでなく、バレたら営業停止になってお店に迷惑をかけてしまいます。
断固として拒否するようにしてください!
第2位
トイレに行かせてもらいたい
施術中に勃起したお客様が「トイレに行きたい」と言ってくることがあります。
この場合、本当に尿意を我慢しているケースはまれ。
大抵の場合はトイレで一発抜いてスッキリするのが目的ですので、そこは察してあげましょう。
トイレでの自慰行為は不衛生で、NGにしているお店も多くあります。
でも、過剰要求されるぐらいなら個室で抜いてくれた方がまだ許せるかもしれません。
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第1位
自然体で気付かないふりでいて欲しい
ここまでのランキングでも何度か触れましたが、お客様の本音は結局これに尽きるでしょう。
メンズエステにくるお客様のなかには、施術中の勃起を「恥ずかしい」と思っている人もいます。
なので、見て見ぬふりをしてあげる寛容さもセラピストには必要。
それに「見て見ぬふり」は過剰要求を避ける上でも有効な手段です。
だって、考えてみてください。
人間(男性)って、相手が意識すればするほど余計にちょっかいを出したくなる生き物ですよね。
だから自分の身を守るためにも、シレッと「気付いてない(気にしてない)素振り」をしておくのが得策なんですよ。
セラピストには「鈍感力」も大事です!
以上、メンズエステで勃起するお客様の心理とその対処法を解説してきました。
正直、勃起は男性の生理現象ですから、いちいち気にしていたら仕事になりません。
だから、ときには「男の人ってしょうがない生き物だな」と受け流すことも大事。
過剰要求を回避するためにも、ぜひ鈍感力は備えておきましょう。
それが自分の身を守ることになりますし、指名が獲れるセラピストになる近道ですよ!