メンズエステで働くなら、店舗型・マンション型を問わず、ルーム選びが肝心です。
ルームの雰囲気は働くセラピストのモチベーションだけでなく、お客様の印象まで左右してしますよね。
でも、見かけ以上に大事なのがお部屋の「細部」。
いくら内装が豪華だったり、センスのいいインテリアを揃えていたりしても、細かな部分の掃除が行き届いてないと気分が台なしになってしまいます。お客様によっては「このお店、もう来たくないな」と思われてしまう可能性も……。
そんなことにならないために、今回は快適なルームを保つためのチェックポイントをご用意しました。
セラピストにとって、ルームは自分の職場であり「お城」です。
ルームのお手入れを店舗スタッフ任せにせず、少しでも心地よい空間にするために自分でこまめにお掃除することも大切。
備品のチェックポイントも記しておいたので、いざ接客のときに「あっ、〇〇がない」なんてことにならないようにちゃんと点検して、足りないものは前もってスタッフさんに用意してもらいましょうね。
メンズエステのルームはここをチェック!
枕周りの清潔感
施術前に枕のタオルやカバーを取り替えることは当然ですが、意外に気が付かないのが枕周りの細かいホコリ。
ベッドに寝そべったお客様は視線が低くなるので、ちょっとした汚れも常に視界に入ってしまいます。念入りにホコリを除去しておいてください。
また、長年使っているとベッドがオイルの付着で汚れていたりもするので、そこも忘れずに。
床にマットレスを敷いて施術するタイプなら、床の汚れも要注意です。お客様が寝そべった状態だと、やはり視線が低くなるので床の汚れも目につきがち。床に間接照明などがある場合は、フードにホコリが溜まってないかチェックしておきましょう。
ベッドの横に鏡が設置されているルームは、ミラー表面の汚れもしっかりチェックを!
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タオルの清潔感
タオルの清潔さはメンズエステの命綱。ここは超大事なポイントです。
湿気がこもりやすいルームは、タオルが臭くなりがち。
かび臭い
柔軟剤臭い
こんなルームは要注意。お客様の足が遠のいてしまいますよ。
特に、タオルのお洗濯を業者さんに依頼せず、自分たちでするお店は気を付けましょう。
とにかく、タオルの衛生は完全を求めるのがベストです。
脱衣所の清潔感
脱衣所のお掃除も、言うまでもなく大事なポイント。
最悪なのは、床に陰毛が落ちていたりすること。お客様の気分を一瞬で害してしまいます。
ホコリ、体毛、陰毛は見逃さずに。お客様の退室後は念入りにチェックしてコロコロをかけましょう。
足ふきマットの清潔感も重要です。
施術マットに敷いてあったタオルを足拭きマットに回すケースもありますが、その場合はあからさまにオイルの染みがあるタオルは使わないのがベスト(当たり前ですね)。どうしても替えのタオルがない場合は、せめて染みがない面をオモテにして使うようにしてくださいね。
エアコン周りの清潔感
つい忘れがちですが、こういうところを怠っているルームは多いものです。
エアコンにホコリが溜まっていると臭(にお)いの元になるばかりか、エアコンの効きも悪くなります。
そうなるとセラピストさんだけでなく、お客様も不快になってしまいますよね。
せっかくお部屋を綺麗にしていても、エアコン周りが汚いだけで「残念なお店」といった印象を与えてしまいます。
エアコンはセラピストさんの手が届きにくく掃除は難しいので、スタッフさんに定期的に掃除してもらいましょうね。
整理整頓がされているか
お掃除以外にも、ルーム内がきちんと片付いているかもチェックポイントです。
基本的に、メンズエステにいらっしゃるお客様は非日常感や特別なひと時を求めて来るものです。
なので「生活感」を感じさせないことがとても大事。
トイレットペーパーの袋が丸見えだったり、洗剤が出しっぱなしになっていたりするのは言語道断。
せっかく来てくれたお客様に「自分の部屋に帰ってくるのと同じだな」と思わせてはいけません。
洗濯や洗濯ネットは下の棚とかに隠すなど、表に出さないように徹底しておきましょう。
あとは、やはり臭い対策ですね。
最近では空気清浄機が完備されているルームも多いですが、それでも臭いは気になるもの。
臭い対策の基本は、他の香りでごまかすのではなく、脱臭することです。
たまにフローラル系の芳香剤を置いてあるルームもありますが、やめておきましょう。
なぜなら、大抵のお客様は服などに匂いがつくのを嫌がるものです。お仕事の合間にいらっしゃる男性や、家庭がある男性も多いですからね。
また、これから夏場になると、お客様の衣服が汗臭くなったりします。そのため、お客様用に衣類消臭スプレーを備えておくといいでしょう。消臭スプレーは、無香料と優しいほのかな香り付きを両方置くとベストです。もちろん、こまめな換気も忘れずに。
換気扇周りの清潔感
脱衣場の換気扇や、部屋にあるPUSH式の通風孔……etc.
ここにホコリが溜まってたり、通風孔周りの壁が黒ずんでいるルームもよく見かけます。
換気扇はただでさえホコリを吸い込みやすい場所なので、こまめなお掃除が必要ですよ。
言うまでもないことですが、Gが出没するようなルームは最悪です!
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[メンズエステ用]ルームの備品チェックリスト
ルームに出勤したら、お掃除の前に備品がちゃんと足りているかを確認。
いざというのに「しまった。アレがない」なんてことがないようにしておきましょう。
ということで、チェック項目は以下の通りです。
マッサージオイル
まず必要なのが、マッサージオイル。
メンズエステと言えば、オイルを使ったマッサージですよね。
オイルは消耗品の中でも一番消費が激しい備品です。日々もチェックをお忘れなく。
ボディソープ
続いては、ボディソープ。
お客様にシャワーを浴びていただく際に、ボディソープは必須です。
オイルの次に消費する消耗品になので、常に補充しておきましょう。
紙パンツ
メンズエステの代名詞とも言える「紙パンツ」。
これがなくてはメンズエステの施術が始まりません。
一人一枚消費するものなので、残り枚数をしっかりチェックしておきましょう。
バスタオル
メンズエステでは、とにかくタオルを使いますよね。
マットレスに敷くタオルや施術前・施術後のシャワーで体を拭く用のタオル、枕代わりのタオルなど、一回の施術で数枚のタオルを使います。
なので、タオルはなるべくたくさんあった方が便利です。
また、一定回数使用するとゴワゴワになって使えなくなってくるので、定期的に替えましょう。
お茶
お客様が来店した際に出すお茶です。
こちらも毎回消耗しますので、定期的に補充しておきましょう。
……ざっと、こんなところです。
その他にも、このご時世ですから消毒用アルコールなどを備えておくのも忘れずに。
お客様の来店時に消毒をしてもらったり、ルーム内で使用した箇所を拭いておくと安全安心です。
まとめ
今回はメンズエステにおけるルームのチェックポイントをご紹介しました。
メンズエステは年中稼働してるお店が多いので、まとめて大掃除するタイミングは難しいと思います。そのため、毎日少しずつでも掃除しておくのがベストでしょう。
メンズエステでは、大手グループほどルームのお手入れがしっかり行き届いてる印象があります。
ルームが綺麗なお店は、おのずと客質も良くなるものです。
少しでも快適に心地よく働きたいセラピストさんは、この記事でご紹介したポイントを参考にして、働くお店を厳しい目でチェックすることをおすすめします!
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