「フリーランスセラピスト」というメンズエステの働き方について

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メンズエステで働きたい女性は、ネットなどでセラピストの求人広告を探してお店に在籍するのが一般的ですよね。

しかし、最近ではSNSなどで「フリーランスセラピスト」「個人セラピスト」といった肩書で活動する女性が目立つようになってきました。

将来的に自分のお店を持ちたいと考えるセラピストさんが、メンズエステに在籍せず「セラピスト兼オーナー」「自分で部屋を借りて個人で集客」といった営業形態を選ぶパターンです。

今回はフリーセラピストという働き方について、その実態やメリデメなどをまとめてみます。

メンズエステのフリーランスセラピストとは?


フリーランスセラピストとは、メンズエステ店に在籍せずに個人(フリーランス)で活動するセラピストのことです。

施術はもちろん、お店の経営や集客・宣伝なども全て自分で行うので大変ですが、フリーランスのセラピストにはこんなメリットもあります。

個人でセラピストをやるメリット

・出勤調整がない
・店落ちが引かれない
・自分のペースで働ける

フリーセラピストという働き方の形態としては

・マンションの一室で個人営業
・ホテルなどへ赴く出張タイプ

この2つのパターンが多くみられるようです。

フリーランスのセラピストは危険?


女の子
個人でセラピストをやるって、危なくないのかな?

そんな疑問を抱く方もいらっしゃると思います。

メンズエステのセラピストは、そもそもお店に在籍していてもさまざまな危険に晒される可能性があります。

例えば、

性的サービス(抜きや本番)の強要
盗撮・窃盗などのトラブル
ストーカー被害

……etc.

店舗勤務の場合、こうした迷惑行為に万が一遭ってもスタッフが助けてくれます。

しかし、フリーランスだとそうはいきません。フリーランスはお店の後ろ盾がない分、警察に通報するなどの対処をすべて自分でしなくてはいけないのです。

また、フリーランスセラピストならではのリスクもあります。

最も多いのが、施術ルームに関するトラブルです。

マンションの一室を施術ルームとして使うときには「サロン利用OK」の物件を探す必要があります。

居住用マンションを店舗として無断利用していることが発覚した場合、退去を命じられてしまうこともあり得ます。

「今住んでるマンションを店舗にすればいい」「その辺の安いマンションを借りればいい」といった安易な考えで営業を始めると、最悪の場合、マンションを追い出されることもあるということも覚えておかなくてはならないでしょう。

フリーランスセラピストは稼げるのか?


フリーランスセラピストって稼げるのか、というのは気になるところですよね。

結論から言うと、フリーランスセラピストはお店に所属するセラピストよりも高い収入を得られる可能性が十分あります。

なぜなら、お店に在籍するとお客様が支払う料金のうちセラピストの取り分は5~6割ですが、フリーランスセラピストは全額が自分のお給料になるからです。

ただし、儲けが出るのはリピーターがついて、安定して高収入を得られた場合です。

マンションで営業する場合、維持管理の固定費用が必要になります。また、施術マットやアロマオイル、紙パンツなどの備品やインテリア類も自分で用意しなければいけません。つまり、稼ぎが良い反面、経費もかかるのです。

他にも、施術場所の清掃や備品の在庫管理、経理などのこまごました手間がかかります。

個人セラピストの場合だと施術以外にも

・問い合わせ対応
・ルームの管理
・備品の発注・管理
・ルーム内の清掃
・売り上げなどの計算
・スケジュール管理
・顧客管理

といったこまかな業務を一人でこなす必要があります。

フリーランスセラピストは施術力や接客スキルだけではなく、経営者としての才覚も不可欠なのです。

安全に働くなら店舗に在籍するのがおすすめ


上術したように、フリーランスセラピストは自由度が高い反面、面倒な部分が多いというデメリットもあります。

「内勤的な業務はなるべくしたくない」「何かあったらすぐにスタッフが来てくれる環境がいい」――そんな女性は、最初から安全な店舗で働くことをおすすめします。

集客力に関しても、店舗で働く方が絶大なアドバンテージを得られます。

店舗の場合、何といっても広告費が違います。特に大手グループともなると広告にかける予算は個人では敵いません。そのため、どうしても集客力は店舗に軍配があがります。

セラピストはそもそも個人事業主的な側面がありますから、個人の営業力と影響力に自信がある女性はフリーランスとして独立に興味がわくのも自然な流れだとは思います。

しかし、仮に個人経営に踏み出したとしても、売上があがらないと

女の子
店落ちを引かれても店舗時代の方が手取りが多かった

……ということになる可能性もあります。

そうしたことも踏まえると、安易に独立するのは考えものです。仮にフリーランスになるなら、慎重に考えてから行動を起こすべきでしょう。

安全や面倒な内勤業務に対して支払う対価だと思えば「店落ち」もそこまで高いものではない金額ですからね。

まとめ


今回の記事では、メンズエステのフリーランスセラピストについてご紹介しました。

セラピストに限らずどんなお仕事でもそうですが、フリーランスという働き方は自由度が高い反面、責任が伴います。その分、リスクも大きくなるとも言えるでしょう。

店舗に在籍すると確かに人間関係などのわずらわしさはあるでしょう。しかし、その分、お店から守られている面もあることは忘れてはいけないと思います。

とは言え、こんな女性ならフリーランスセラピストに向いていると言えます。

・今はお店で働いているけどもっと稼ぎたい
・経営や起業に興味がある

反対に……

・トラブルに遭遇するリスクが怖い
・マネジメント(経営・管理)には自信がない

という方はお店に所属して頑張った方がいいかもしれません。

特に、経営面や施術場所の維持管理などをすべて自分で担うことになるので、ノウハウは不可欠。フリーランスを目指すなら、まずは店舗に在籍してノウハウを身につけておく方がいいでしょう。

その上で「施術場所の確保やトラブルの対処方法などをあらかじめ考えておく」「お店側ときちんと話をつけておく」といった事前準備なども大切です。

独立するなら、まずは自力で内勤スタッフを雇えるくらいの稼ぎとノウハウを身に着けてからでも決して遅くはないと思いますよ。

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モルワイデ・綾

メンズエステ経験5年の元セラピスト。現在はメンズエステの業務のお手伝いをしながら、セラピストさんやメンズエステユーザーに向けて役立つ情報を発信しています♪

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