ユーザー様から、こんなご質問をいただきました。
都内のメンズエステで働くセラピストです。
最近、日本に来る外国人観光客が増えてきて、気になっていることがあります。
外国人の男性が、日本のメンズエステを利用することはありますか?
もし来店した場合、接客拒否はできるのでしょうか。
個室で二人きりになるのはやはり不安だし、ちゃんとコミュニケーションが取れるか心配。
私は外国語が苦手なので、お客様として来た場合どう対応すればいいのか教えてほしいです。
(まなみ/25歳・世田谷区在住)
政府がインバウンド(海外からの観光客)施策を推進したこともあり、外国人観光客の人数はぐっと増えています。質問者と同じ不安を抱いているセラピストさんはきっと多いことでしょう。
結論から言うと、メンズエステではお店が「外国人受け入れOK」という方針を打ち出しているのではない限り、いきなり外国人利用者の接客を任されるケースはほぼないと言えます。
とは言え、近年では外国人観光客の方も増えているため、メンズエステの中には積極的に受け入れている店舗は増えています。そうしたお店に在籍している場合には、外国人に対応しなくてはならない場面も出てくるかもしれません。
いざ、そうなったときに慌てなくてもいいように、今回のコラムでは
・メンズエステにおける外国人客の利用状況
などをご紹介していきたいと思います。
外国人観光客のメンズエステ利用事情
外国人観光客がメンズエステを利用されるケースは、確かにあります。
外国人男性の場合も、マッサージで癒されたいというのは日本人と変わりません。
・日本人女性と触れ合う時間を楽しみたい
・自分の国にはないサービスを経験してみたい
こんな目的でメンズエステを利用する方が多いようです。
ですが、現状では、外国人観光客の利用をNGにしているメンズエステは少なくありません。
その主な理由としては
・メンズエステのサービスが理解されにくい(こともある)
といったことが挙げられます。
以下、それぞれのケースについてもう少し詳しく見ていきます。
コミュニケーションが難しい
観光で来日する外国人の中には「日本語がまったくできない」または「コンニチハ・アリガトウぐらいしか話せない」という人もいます。この場合、日本語で電話予約ができないため、マンション型や出張型のメンズエステのほとんどは入店を拒否しています。
店舗型メンズエステにやってくるケースもありますが、例え外見が日本人とさほど変わらないアジア人男性でも、受付スタッフが「コミュニケーションが難しい」と判断した時点で入店NGになるでしょう(外国語に堪能なスタッフ・キャストがいる場合は別)。
サービスが理解されにくい
メンズエステは風俗ではないので、抜き(射精)サービスは提供していません。
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基本中の基本ですが、日本人のお客様でも未だに理解できていない人が少なからずいます。ましてや、外国人男性の中には勘違いをする人も少なからずいるようです。
メンズエステはお客様と個室で二人きりになりますから、コミュニケ―ションがとりにくい外国人相手だと
と心配になってしまうのも無理はないでしょう。
もちろん、そこはお店側もしっかりと注意喚起をして対策をこうじています。
国内で外国人対応可能にしているメンズエステの公式サイトを見ると、必ず下記のような一文記載されています。
NOTES
Our shop is not a sex shop.
Please note that we do not offer sexual services at all.
In addition, we strictly refuse to visit those who have such a purpose or who are forced to do so.
(日本語訳)⇒
注意
当店は風俗店ではありません。
性的サービスは一切提供しておりませんのでご了承ください。
また、そのような目的でのご来店、または無理なご来店は固くお断りいたします。
メンズエステで外国人男性を接客する場合には、この禁止事項をきちんと理解してもらうことが不可欠です。
外国人男性への接客は拒否できる?
仮に「外国人受け入れOK」のメンズエステでも、絶対に接客しないといけないわけではありません。
事前に「外国人NG」とお店に伝えておけば、接客しなくても大丈夫です。
また、接客をおこなう場合でも、
・日本語が喋れる外国人ならOK
などと細かな指定が可能なケースがほとんどとなっています。
メンズエステで外国人客を接客するには
メンズエステに外国人観光客が来た際、ネックとなるのが「言葉の壁」。
施術中はあまり難しい話をすることはないので、実際は中学生レベルの簡単な英語やジェスチャーでも会話は成り立つと思います。
でも、やはり何があるかわからないので外国語がちゃんと通じた方が便利ですよね。
大丈夫、そんなときに役に立つ翻訳アプリというアイテムがあります!
一番広く使用されているのは、やはり「グーグル翻訳」でしょう。
無料ツールだし、リアルタイム翻訳や音声入力もできるから大変便利。言語も英語以外に100以上の多言語に対応していて、簡単な会話程度なら心強い味方になってくれます。
他にも、翻訳アプリには有料・無料合わせてさまざまなものがあるので、用意しておくと便利かもしれません。メンズエステの接客だけでなく、日常でも使えますよ♪
もっとも、翻訳アプリを頼りすぎてもいけません。特に、施術中はいちいち手を止めるわけにいかないので、簡単なフレーズは使えた方がベターでしょう。
例えば、施術シーンでよく使うこんなフレーズ。
これを英訳すると、こんな風になります。
(あるいは)
How do you feel?
これぐらいは覚えておいて損はないでしょうね。
あと、欠かせないのが「ごあいさつ」です。
さすがに、最初と最後のごあいさつまで翻訳アプリを使うのは味気ないというもの。
いろいろな国のあいさつを覚える必要はないですが、せめて英語で
などは言えるようにしておきたいものです。
発音なんて気にしなくても全然オッケー。外国語であいさつをするだけで、お客様に好印象を与えることができますよ。
まとめ
ホスピタリティーに溢れるセラピストが癒してくれるメンズエステ。まさに、日本女性ならではの「おもてなし」を味わえるリラクゼーションサービスです。
でも、メンズエステは日本特有のサービスなのかと言えば、実はそうでもありません。
むしろ外国の方が盛んで、海外のホテルでは男性が普通にスパでマッサージを利用している光景をよく見かけたりします。そんな事情もあって、来日した外国人観光客が「日本のメンズエステを体験してみたい」と所望するケースは割と多いのだとか。
そのため、日本国内のメンズエステでも、今後は「外国人受け入れ可」のお店が増えていくことは十分にあると考えられるでしょう。
今や日本もグローバル化が避けられない時代。いざというときのために、メンズエステのセラピストも外国人のお客様に対応できる心構えだけはしておいた方がいいかもしれませんね。