メンズエステの施術技には、ユニークな名称が付けられているものもあります。
今回ご紹介する【スパイダー】もその一つです。
日本語に直訳すると「蜘蛛(クモ)」を意味するこの用語、一体どんな施術なのかご存知ですか?
今回はメンエスにおけるスパイダーのやり方や施術のコツ・注意点などをお伝えしていきます。
メンズエステのスパイダーってどんな技?
メンズエステのスパイダーとは、仰向けに寝ているお客様の頭上にセラピストが跨って、這うようにしながら施術するサービスのこと。
その姿が、まるでクモが這っているように見えることから【スパイダー】と名付けられたようです。
お客様からすれば、目の前スレスレ(ほぼゼロ距離)をセラピストの体が這い回るのですから、かなりセクシーな施術です。おっぱいスタンプなどの事故が起きることも(!)。
メンエスのスパイダー施術のやり方は?
上述した通り、メンズエステにおけるスパイダー施術は仰向けで寝ている男性客の頭の上にセラピストが覆いかぶさるのが基本姿勢です。
いわゆる“シックスナイン”のようなポーズですね(もちろん、股間を密着させませんが)。
このとき、セラピストは肘や膝を軸にして自分の体をしっかりと支えます。
その状態で、お客様に体重を掛けないように注意しながら手のひらや腕、内ももを使ってマッサージをしていきます。
以上が、一般的なスパイダーのやり方です。
この逆パターンに「リバーススパイダー」と呼ばれる技もあります。
リバーススパイダーでは、仰向けになったお客様にセラピストが正対して、足元から上方に向かってマッサージをしていきます。
お互いの表情が見えるため、リラクゼーション効果は抜群。目と目を合わせながらの施術にドキドキしてしまうこと必至。
また、応用編として、お客様がうつ伏せ状態で「背面スパイダー」施術をするセラピストもいます。
メンエスのスパイダー施術の特徴
メンズエステにおけるスパイダーには、その施術の性質上、こんな特徴があります。
スパイダーの特徴その1:セラピストが体力を消耗する
スパイダー施術中、セラピストは男性に四つん這いのようになって覆いかぶさります。
この体勢は自分で体重を支えなくてはならず、腕や足の筋肉に負荷がかかってしまいます
また、身体を大きく動かす動作をするので、背筋や腹筋など全身の筋肉を使います。
そのために体力をとても消耗しやすく、キツいと感じるセラピストも少なからずいます。
筆者が現役セラピストだった頃も、スパイダーはしんどくて苦手でした。
私は非力だったので、途中で腕がプルプルしてきてしまい……、
体重を支えきれずにそのままお客様の顔にぺたんと体ごと覆いかぶさってしまった失敗談もあります(笑)。
スパイダーの特徴その2:セラピストと男性の体が接触しやすい
スパイダー施術中は、お客様とセラピストの距離がとても近いです。
そのため、セラピストの胸がお客様に触れてしまうなどのハプニング(=いわゆる「おっぱいスタンプ」)が発生する確率が高くなります。
密着マッサージが売りならいざ知らず、そうしたサービスを苦手なセラピストだと「スパイダーをやりたくない」と思ってしまうケースもあるようですね。
スパイダーの特徴その3:セラピストのマッサージが「映(ば)える」
スパイダー施術はインパクトが強いため、お客様にしてみれば
「なんかすごいことをしてもらった」
「メンズエステって、こんなのもありなのか」
とお得感がいっぱい。つまり、スパイダーは動作がダイナミックで、見栄えがいいんです。
そのため、スパイダーができると「このセラピストはマッサージが上手い」「スキルが高い」と好印象を持たれやすくなります。
スパイダーは、セラピストにとっても実はお得な施術なのです。
メンズエステのスパイダー施術は過剰?
スパイダーは密着度が高い施術ですが、決して性的なサービスではありません。
むしろ、スパイダーはメンズエステにおける基本サービスです。
にもかかわらず、世間ではスパイダーはエッチなサービスだと誤解されがち。
その理由は……やはりAVなどで間違った情報が広まっているからなのでしょう。
言うまでもありませんが、メンズエステに性的な「超密着施術」はないのでお間違えのないように!
こちらの記事もチェック
まとめ
今回はメンズエステにおけるスパイダー施術についてお伝えしました。
スパイダーは基本サービスですが、施術に取り入れるかどうかはセラピスト次第です。
いわゆる『土建』とよばれる健全店だとスパイダーをしないセラピストもいるようですが……
メンズエステで稼ぎたいのなら、スパイダーはやはり習得しておきたい施術テクニックだと言えるでしょう。
スパイダーはマーメイド等と並ぶ人気施術なので、技術を習得すればお客様の印象に残りやすく、リピーター獲得につながります。
ただし、スパイダーは体力を消耗する施術なのでご注意を。くれぐれも自分のスタミナと相談しながら行うようにしてくださいね。