あるセラピストさんから寄せられたご質問です。
未経験でメンズエステに入った30代です。
私は無口というか冷たい感じの無愛想なお客様が苦手です。
お客様の中にも人見知りな方もいるのは理解しています。でも、こちらから「今日は暑かったですね」など言っても『そうですね……』だけで話が終わってキャッチボールが続かない方も多く、緊張するし気まずくなってしまいます。
こんなときはどう対応すればいいのでしょうか?
メンズエステで無口・無言なお客様に遭遇すると、確かに対応に困りますよね。
今回のコラムは、このお悩みについてお答えします。参考になりましたら幸いです!
メンズエステで無口な男性の心理とは?
無口なお客様にもタイプがあって、話をしない理由もさまざまです。
なぜ無口なのかと言えば、大まかに次の3つの事情が考えられるでしょう。
・恥ずかしがっているから
・無口が格好いいと思っている
それぞれについて説明していきます。
理由1:もともと無口だから
無口なお客様の最も多いパターンとして「単に人見知り」「コミュニケーションが苦手」といった理由が挙げられます。
こうしたお客様の場合、相手がどんな女性だろうと無口な姿勢は基本的に変わらないでしょう。
ただし、何度か接客するうちに、心を開いて自分から話しかけてくれることもあります。だから雑な接客をすることなく、次の来店につなげることが大切です。
理由2:恥ずかしがっているから
「メンズエステに通い慣れていない」「女性と接するのが苦手」――無口なお客様の中には、こんなタイプも多いです。つまり、恥ずかしくて軽く緊張しているんです。
そんなお客様を前にしてセラピストが緊張してしまうと、相手はさらにガチガチになってマッサージどころではなくなります。
ただし、このタイプのお客様も、何度か接客するうちに普通のコミュニケーションが取れるようになるケースは多いです。
理由3:無口なのが格好いいと思っているから
無口な男性の中には「男は女性の前でクールにふるまうもの」と思っているタイプもいます。「クール=無口」と勘違いしているのです。
このタイプの男性は、心の中でこんな風に思っています。
しかし、さらにその心の奥を覗くと、こんな深層心理が働いています。
これって、実は「女性慣れしていない」ことの裏返しだったりします。
なぜなら、モテる男性ほど女性の前で自分の弱さを素直にさらけ出せたりするものだからです。
こうして見ていくと、無口な理由はさまざまですが、根っこの部分はどのタイプも同じだとわかりますよね。
メンズエステに無口なお客様が来店したときの接客方法
ではメンズエステで無口なお客様にあたった場合、どのように対応するべきなのか――上記の男性の心理を考えてみると、答えは一つしかありません。
正解はspan class=”rmarker”>「他のお客様と同じように接客する」ということです!
メンズエステでは、無口なお客様にも冗舌なお客様にも同じ接客をするのが原則。
相手がどんなに無口でも
要注意
セラピストまで緊張して萎縮してしまう
「お客様といっぱい話さなくちゃ」と焦ってしまう
こうした反応をしてしまうと、かえって逆効果になります。
だって、メンズエステのコンセプトを考えてみてください。非日常空間で癒されることですよね?
お客様はそうした空間を楽しみに訪れるわけですから
と思われてしまった時点で「負け」です。
むしろ、それよりも
と思ってもらった方が得。
そうすれば、無口だったお客様も少しずつお話をしてくれるようになるでしょう。そして、一度心を許したお客様はきっとあなたのリピーターとしてついてくれるようになるはずです。
どうしても会話が必要なときは「鉄板ネタ」で乗り切る
中には、こんなセラピストさんもいらっしゃるかと思います。
そんな方向けに、無口なお客様が来店しても困らない「会話の鉄板ネタ」をご用意してみました。
メンズエステでおすすめの話題と会話のポイントを一覧にしているので、参考にしてみてください。
たくさんありますが、もちろん全部使わなくても大丈夫。質問を投げかけるにしても2つぐらい選んでさりげなく聞くのがコツです。
話題 | 会話のポイント |
マッサージの話 | 施術で期待できる効果やオイルの効用などの知識を交えてトークを展開する |
好きな食べ物 | 「ランチは何を召し上がりましたか?」などの質問を投げかけ、好物の話題に展開する |
休日の過ごし方 | 休みの事情をさりげなく聞き出して、そこから趣味の話題へ持っていく |
出身地について | お客様の出身地を聞き、行ったことがある場所なら共通の話題を展開。自分の出身地の話も可能な範囲で展開する |
この中で、最も会話を広げやすいのは「マッサージの話題」です。
色んな話題を振っても会話がどうしても途切れる場合は、マッサージのお話をするのが無難です。
例えば、
・使っているオイルについての説明
・施術にどんな効果が期待できるか
・体のどこが一番凝っているか
といった内容なら、気軽にお話ができますよね。
マッサージ関連の話題なら興味を示してくれるでしょうし、セラピストさんも施術に集中できるのがメリットです。
「施術にどんな効果が期待できるか」については、マッサージをしながら
といった自然な流れでトークを展開するのがいいでしょう。さらに――
などの声掛けを適度に交えるといっそう効果的です。
お客様と会話するときは、くれぐれも焦ってしゃべりすぎないようにしてください。
特に、下記の話題には要注意。
お仕事に関する詳細
プライベートの詳細
これらは人によってデリケートな話題になることがあるので、なるべく避けた方がベターです。
まとめ
以上、メンズエステに無口なお客様がいらっしゃったときの接客方法についてお伝えしました。
結論を言えば、無口なお客様に対しても、冗舌なお客様と同じように接するのが基本です!
初めはちょっと苦手意識があるかも知れませんが、上手に接客できるようになればこのお仕事だけではなくどんな場面にも活かせます。
少しずつでもいいので、チャレンジしてみると収入アップを目指せますよ。
今回はお客様が口下手なパターンをご紹介しましたが、セラピストさんで「トークが苦手で会話が続かない」とお困りの方は、ぜひ下記の記事を参考にしてみてくださいね。
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