メンズエステのセラピストにとって、SNSの発信は集客力アップのために欠かせません。
中でも、頼りになるのはやはりX(旧Twitter)ですよね。
Xは超強力な集客ツールですが、それだけに気を付けたいのがアカウント凍結という事態です。
今回のコラムでは、セラピストがXアカウントの凍結を極力回避するための手段についてお伝えします。
露出度高めの自撮り画像ツイートは頻度に注意
メンズエステの集客にXを使っているセラピストさんは多いと思います。それこそ、お店からツイートをどんどん発信するようにと口うるさく(?)言われている方も多いことでしょう。
Xを積極的に利用するのは非常に大切なことですが、そこでまれに起こってしまうのがアカウントの凍結です。
ある日突然「あなたのアカウントは凍結されています」と表示されて、フォローもフォロワーも0に。せっかく積み重ねたツイートやフォロワーが消えてしまって呆然――なんて経験、ひょっとして身に覚えがあるのでは?
Xはアカウントの健全性を守る名目で、アカウントをロックしてしまうことがしばしばあります。
Xでは、アカウント凍結について具体的なガイドラインを公開していません。これは、明確な規定を設けてしまうと凍結されたユーザーからの不服申し立てが殺到するためです。
もっとも、凍結されやすい事例はいくつか考えられます。中でも可能性が最も高いのが、アダルトコンテンツに対するセキュリティ違反です。
特に、メンズエステは衣装の露出度が高めなので、健全店でも性的なサービス(=抜き)があるように勘違いされがち。そのため、凍結対象になりやすい側面があります。
とは言うものの、ファンを増やすためには、やはりセクシーな自撮り写真だってツイートしたいですよね。
私の経験からアドバイスさせてもらえば、色っぽいツイートは頻度さえ気を付ければ結構いけます。
露出が高い服装でセクシーな画像ばかり連続投下していると、アダルトコンテンツだと思われて凍結されてしまいます。
それを避けるには、自撮り写真以外のツイートも適度に混ぜてワンクッション挟むのがコツ! こうすることで、アダルト度を薄めて凍結リスクを下げることができます。
お客様の目を惹くにはセクシー写真がいいと思いがちですが、男性は意外にセラピストの何気ない日常ショットも好きだったりもします。女の子の個性が感じられる写真って、親近感が湧きますからね。要はバランスが大事ってこと!
なお、画像だけでなく、性的サービスを連想させる文章も厳しくチェックされるので要注意です。
自ら発信したコンテンツでなくても、アダルトな内容を含むツイートを「いいね」やリツイートしただけでルール違反に問われることもあります。いいねやリツイートは共犯になるリスクが高いので、無作為にしないことが賢明ですよ。
もっとも、アダルトなコンテンツをXでリンクさせるのはルール違反ではありません。もしも自分のツイートが性的コンテンツに該当するのか微妙な場合には、一度お店ブログなどにアップしてTwitterで記事リンクを付けておけばセーフですよ。
やってはいけない! Xで凍結を招きやすいNG行為
Xを利用するにあたって、アカウント凍結の原因になりがちな問題行動は上記以外にもいくつか考えられます。
基本的な事柄ですが、念のために振り返っておきましょう。
1.他人のツイートを無断転載する
無断転載とは、他人の著作物を「無断で」複製・コピーする行為を指します。これがダメな行為なのは、いくらなんでもわかりますよね。
「引用と何が違うの?」と思うかもしれませんが、無断転載は文字通り「無断」でやっているところが問題。
ちょっと難しい話になりますが、著作権法によると
・引用部分が他と明確に区別されている
・引用の正当性がある
・引用元が明記されている
・引用物の内容が改変されていない
以上の条件にあてはまれば、転載ではなく引用に該当するそうです(32条一項)。
他人のツイートを拝借するときは、引用元を明記することをくれぐれもお忘れなく!
2.フォローされているアカウントをフォロー解除する
フォロワーを増やすために大量フォローをした後、そのフォローを解除するのはXのスパム行為の一つです。
例え悪意がなかったにしても、一度フォローをした人を解除するだけでスパム行為と判断されてしまうこともあります。一度フォローしたら、基本的にフォロー解除はしないように心掛けましょう。
Xは気軽にフォローしたり外したりできるのが魅力ですが、あまり無暗にフォローしすぎるのはNG。気づかないうちにスパム認定されてしまっては元も子もありませんからね。
また、フォローを一気に増やす行為も、bot(ロボット)と勘違いされて凍結されるリスクがあるから気を付けて!
3.短時間に大量のツイートを投下する
上記でも触れましたが、Xはbot的な行動をするアカウントをスパムと認定して凍結する傾向があります。
いくらXに夢中になったからといって、短時間に大量ツイートを連続投下したり、フォローをガンガン行なっていると、Xからロボットと判断されて凍結対象になるケースがあるので要注意です。
4.社会的問題を引き起こすツイート
アダルトなコンテンツ以外にも、グロテスクな画像や過度な暴力描写などもNG対象です。
また、ヘイト行為など犯罪や問題行動を助長するようなツイートは凍結対象になります。ニュースや社会問題に対してコメントする際には十分注意して発言しましょう。
メンズエステのセラピストにとってXはあくまでも集客ツールですから、社会派なツイートはなるべく避けた方がベターですね。
5.正しくない生年月日を入力
Xを利用できるのは「13歳以上」と決められています。
そのため、生年月日を例えば【お店のオープン日】や【セラピストを始めた日(入店日)】などにした場合、12歳以下と認識されてしまって凍結されることもあります。
生年月日を入力しても、非表示設定にしておけば外部の人に見られることはありません。ですから、登録の際には自分の誕生日を入力しておくのがおすすめです。
凍結されたアカウントを解除するには
うっかりアカウントが凍結されてしまっても、まだ復活できる見込みがあるから安心してください。
ご存じの通り、Xの凍結には「警告凍結」と「本凍結」の2種類があります。
警告凍結なら、電話番号を登録するなど適切な対処をすれば数日で凍結を解除でき、フォローとフォロワーもすぐに元通りになります。よほど悪質なケースでない限り、最初は警告凍結されるだけなので希望を捨ててはいけません。
ただし、自分が作ったアカウントではない場合はちょっと注意が必要です。
例えばお店が作ったアカウントをセラピストが使っていたり、セラピストが作ったアカウントをお店が管理していたりといった場合、自分では登録されているメールアドレスや電話番号がわからないため警告凍結の解除ができなくなってしまいます。
そうした事態を避けるため、Xアカウントを譲り受ける場合には「設定」→「アカウント」から電話番号とメールアドレスを自分用に変更しておきましょう。
では、本凍結になった場合はどう対処すればいいのか。もしも本凍結になってしまったら……残念ですが、解除できる可能性は低いです。
凍結状態が警告凍結なのか本凍結なのかは、「電話番号登録」ボタンの有無で判断できます。ボタンが表示されていなければ、残念ながら本凍結を受けた可能性大です。
その場合、異議申し立てすれば本凍結でも解除できる可能性もあるようですが、そもそも異議を申し立てるにも理由を明確に教えてもらえないので弁明するのはなかなか困難です。
もしも本凍結されてしまったら、諦めてアカウントの再設定を検討した方がベターでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。X利用者には「何を今さら」な内容だったかもしれませんね。
Xを使い慣れていても、ついうっかりアカウントを凍結させちゃうのはよくあること。
ヘビーユーザーなら避けたいアカウントの凍結ですが、抑えるべきポイントさえしっかり抑えていれば怖くありません。
メンズエステの集客用にXを普段からよく使っているセラピストさんは、もう一度この記事でおさらいして、凍結されない利用方法を心がけてくださいね。
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